24歳の会社員の女性です。カードローン会社を探しています。この前インターネットの口コミ情報で見たんですが、大手の消費者金融会社の中には、一定の申し込みの条件を満たしていれば無審査で即日融資も可能な所があるらしいですね。ただし、その分利息は高くなるので、高利子って書いてありました。でも、その話は本当なんですか？
100％ガセ情報ですよ全くあり得ない話ですね
あまりにもすごい情報なのでこちらが驚きました。まず基本的にその種の口コミは、いたずら書きか落書きのレベルですね。カードローンで審査のない所などはありません。（こちらもご参考に→消費者金融の審査基準についてもっと知りたい！）
ちなみにカードローン会社や電話会社などのオペレーターが確認の為に生年月日を行って下さいと言って来るのも本人確認といういわば臨時の審査のようなものです。ましてカードローンは無担保で保証人はありません。それで現金を貸す契約をするのに審査しないなんて普通に考えてもありえないですね。
おかしな話は一番最初に、あれっ？と思った時に、実はたいていの人がおかしいという事に気がついているんですね。
でもその後、いかにもそれらしい。美味しい話を聞くと、もしかしてと思って見たりしてしまいます。だから一番最初にアレっと思った時に何らかの行動を起こして調べたりする事が大切ですね。勿論、アレっと思った情報には直接係わらずに別の方法で調べてみる事です。
カードローンにはこの種の話が多いですから気をつけて下さい。例えばカードローンの金利が年6％なんて情報が口コミ情報の中にあったりしますが、無担保のカードローンで最初に借りる時の金利が年6％なんてあり得ない話です。
（⇒消費者金融の口コミ情報に関するオススメ記事）
ただし有担保ローンとか住宅金融公庫のローン、など金利の安いローンもあります。でも無担保でお金を貸すという事はカードローンに取ってはリスク以外の何物でもありません。勿論、金利は安い方がいいですがカードローンの金利は普通のローンよりは高いものです。
これからカードローンを利用されるのでしたら、一応水準の金利をご紹介しておきます。かなり大ざっぱで例外はありますが、銀行のカードローンの場合、年3.5％～年14％くらいでしょう。消費者金融会社の場合は年4.5％～年18％ぐらいを目安にして判断してください。
但し、くどいようですが、あくまで一例で例外はあります。でもこれらの数字と極端に違う場合は十分に調べて下さい。
なおカードローンの金利を比較する場合は、年4％～年18％となっていたら、右の数字の大きい方の金利を比較しましょう。なぜかと言いますと最初に利用する時に適用される貸付利率は右側の数字の大きい金利が適用されるからです。
左側の金利は将来的に利用限度額が上がった結果、その金利に近づいて行くのであって、最初に適用される金利ではありません。ですから左側の数字には惑わされないように気をつけましょう。
【参考ページはこちら】
「優良」と書かれている消費者金融に申込んでもいい？
消費者金融と高利子、無審査の関係について
消費者金融には長く不健全なイメージがついていました。これは銀行という金融機関から融資を受けることが出来なかった人が利用するという現実と、非正規の貸金業者であるヤミ金との混同があったと言われています。
（⇒ヤミ金・街金と消費者金融、どう違うの？）
実際には消費者金融は貸金業法という規制に縛られており、銀行と同等かそれ以上の規制の中で融資を行っているまちの金融機関という意味でしかありません。
この２０年ほどはイメージアップ戦略に励み、大手の消費者金融に関しては一部上場企業となることもできました。そのため高利子であったり無審査でお金を貸してくれるというイメージは全てうそであるということが分かります。
但し利子に関しては高利子と言われるのにはわけがあるかもしれません。一般に銀行が融資を断った先に融資をするわけですのでハイリスクな顧客を対象としてきた経緯があります。そのため高い利子を取ることでバランスを取ってきたという歴史があるのは事実です。しかしその金利は貸金業法に定められた法定金利の範囲内であり、法律を無視した利息を要求するヤミ金とは全く違うのです。
最後に無審査というイメージがある場合がありますがこれも間違いです。金融機関である以上は返済能力があるかどうかの確認は必須であり、審査をしないということはあり得ません。
しかし最近話題になることの増えてきたカードローンなどのサービスを利用する場合には審査を受けた印象すら持たずに契約が成立するということがあるのかもしれません。
カードローンは銀行でもそうですが、自宅にいるままインターネットと電話だけで契約が完結する手軽さがある金融商品です。そのため審査を受けた実感なくカードローンの契約が出来たように感じるのかもしれません。審査が本当にないとすればそれはヤミ金です。
しかしヤミ金であっても何らかの方法で回収する方法は検討しているものですので注意しなければなりません。都合のよい仕組みなどは存在しないと考えるのが良いのです。
