消費者金融団体信用保険とはどういったものでしょうか。住宅ローンなどの団信と同じですか。

契約者に万が一の事があった場合残債務に充てられる保険です

消費者金融に融資を申し込むと契約書にも記載があるのですが、契約者が死亡などにより支払能力が無くなった場合保険金を債務残に充当すると言うものです。

保険料は消費者金融会社が負担し、ほとんどの会社で利用されていましたが、取立などにより多重債務者が自殺に追い込まれる事が続いた為、社会批判が強まり、現在では契約を打ち切る所が多くなっています。

この消費者金融団体信用保険は直接顧客が入る保険ではなく、あくまでも消費者金融会社が保険料を負担して加入しているものです。融資契約書に保険に加入している場合は記載があるので確認して下さい。

この保険に関してはやはり命を担保にしているようなものではないかと批判が強まっているのです。金融庁でも調査をしていますが、知らない内に加入させられたとされる人も多くいます。契約内容をしっかりと読まなくてはわかりにくくなっているせいでしょうね。

保険金を受け取った件数の内自殺が原因とされるのは総受取件数の9.4%でこれは死因の判明している件数の23.9%と言われています。自殺者の内生活苦などでの自殺は31.4%と言う事もこの消費者金融団体信用保険が命を担保にしていると非難される原因となったのでしょう。

消費者金融が団体信用保険を廃止と言う記事なども目にします。今後消費者金融団体信用保険と消費者金融の関係がどのようになって行くのか興味深い所ですね。

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消費者金融団体信用保険とはどういうものですか?

消費者金融団体信用保険は、あまり知られていませんでしたが、消費者金融で契約し、お金を借りていた人が死亡した場合もしくは重度の障害などを負った場合、借り入れしていたカードローンやキャッシングの返済ができなくなります。そういう状況に対応するための保険で、リボ団信といわれることもあります。

住宅ローンを借り入れますと、契約者が団体信用保険への加入がありますが、それとよく似た保険になります。ですが消費者金融団体信用保険の場合、保険料を支払うのも消費者金融ですし、その保険金を受け取るのも消費者金融側になりますので、その点が違います。

お金を借りていた人が支払うことができなかった残高分が保険金で消費者金融に支払われますので、遺族などが残りの借金を引き継ぐ必要がないという目的もありました。この消費者金融団体信用保険については、それなりの保険料がかかるということもありますが、大手も消費者金融を中心にして、中規模の消費者金融なども多く取りいれていました。

きちんと契約書においても記載がなされていましたし、決して違法ではありませんでしたが、あまり大きく取り上げることはありませんでした。

ですが、2000年以降、消費者金融の強引な取り立てなどによる自殺者が増加したことが大きく取り上げられニュースになることで、水面下で行われていたこの消費者金融団体信用保険の存在がクローズアップされることとなりました。

自殺することによって、この保険が消費者金融に支払われることになりますので、返済に困りますと自殺を選ぶという人も出てきて、非常に社会道徳的に問題があると考えられるようになりました。

その結果、2006年のプロミスの保険契約打ち切りを皮切りに、大手を中心にして次々に他の消費者金融も右にならえで、この消費者金融団体信用保険の契約を打ち切る方向に向かうようになりました。また保険料自体も経営に負担になってきたということも原因のひとつであるといわれています。

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